気管虚脱とは

気管虚脱とは、何らかの理由で気管が変形したり弾力を失うことで、呼吸困難になってしまう病気のこと。5歳以上の小型犬に多い病気として知られていますが、日本原産の中型犬、ラブラドール系の大型犬と続きますので、ほぼ全犬種においてかかりやすい病気だともいえます。

 

小型犬の中でも肥満体質のワンちゃんに多く見られ、呼吸器や心臓に負担がかかる夏の時期に発症しやすい傾向にあります。

 

気管虚脱の症状とかかりやすい犬種

気管虚脱の主な症状は、乾いたような咳、よだれなど。 アヒルが「ガ―ガ―」と鳴くような変わった咳をします。 その他、呼吸が苦しくなったりすることも。シー・ズー、トイ・プードル、ヨークシャー・テリア、ポメラニアン、 マルチーズ、チワワなどに多く見られます。

 

気管虚脱の原因と予防

気管虚脱は遺伝の他に栄養が偏った食事の給餌などが原因で起こります。 人工添加物が多く含まれるドッグフードや肉中心の食事は できる限り避けましょう。

 

また、肥満により増えた脂肪が気管を圧迫し呼吸をしにくくさせます。 肥満は、気管虚脱以外にも多くの病気を誘発する原因になります。 標準体重を超えてしまったら運動やカロリー制限など ダイエットも必要です。 さらに、シー・ズーをはじめとしたフレンチブルドッグ、パグなどの短頭種は、 鼻道が狭く強い呼吸をするため気管虚脱にかかりやすいといわれています。

 

気管虚脱の治療

症状が軽い場合には、咳止め薬などの投薬治療を行います。 気管の変形が激しく投薬では効果が得られないと判断されると 外科手術を行うこともあります。 肥満や食事が原因の場合には、 生活習慣の改善が必要不可欠です。